- 失敗して感情が苦しい人
- よくパニックになってどうしたら良いのかわからなくなった
- 不安になりがちで繰り返し考えてしまう
こんな人に読んで欲しい本になっています。
この本はイーサン・クロスさんの書かれた本で訳された人が鬼澤忍さんとなっています。
【著者】イーサン・クロス
意識する心のコントロールに関する世界的な第一人者。ミンガン大学とロス・スクール・オブ・ビジネスの受賞歴のある教授であり、感情と自制研究所の所長。ホワイトハウスの政策議論にも参加し、「CBSイブニングニュース」や「グッド・モーニング・アメリカ」、NPR「モーニング・エディション」などの番組で、研究に関するインタビューを受けている。その先駆的な研究は「ニューヨーク・タイムズ」「ニューヨーカー」「ウォール・ストリート・ジャーナル」「USAトゥデイ」「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」などで取り上げられている。ペンシルヴェニア大学で博士号を、コロンビア大学で博士号を取得。本書が初の著書。
Chatterから引用
chatter(チャッター)とは?
まず、チャッターとは頭の中のしゃべり声のことです。
例えば失敗した時に頭の中で「うわ〜やらかしたな」「どうしよ」「もうおしまいだ」と言うような感じで頭の中でネガティブな言葉がたくさんでてくると思います。
それがチャッターです。
しかし、人は頭の中で考える内省によって成長ができ考えることでより良い結果を生み出すことができます。
このチャッターによって起こる問題を制御してチャッターを味方につけようというのがこの本の趣旨となっています。
チャッターが引き起こす問題
不安な考えを繰り返すチャッターは負の感情が強ければ強いほど過去にあった事を頭の中で何度も何度も繰り返される。
失敗してしまった直前にパニックになって普段通りの行動ができず、またしても失敗を繰り返してしまう。
チャッターの制御の仕方
この本では26個のコントロール法が記載されていますが私が良さそうと思ったものを紹介していきます!
自分自身に起きた現象を友人に起きた現象だと考えてみる
自分に起きた経験だと結構大きいことのように感じてしまいますけど友人のことだと普通によくあることだなって思いますよね?
それに「そんなことよくあるし大丈夫だよ」ってフォローできると思います。
その感覚を身につけておけば心が軽くなると思います。
10年後にその問題はどうなっているか
仕事で失敗したとしてもその失敗が10年後どうなっているかを想像するとその問題は些細なことでその失敗を糧に成長できているかもしれません。
10年後には問題は解決していて結果が良ければ全てよしみたいな感じです。
他人に話しかけているように自分に語る
自分の名前を出して他人に語りかけるように話すことでより一層他人からの視点をイメージしやすくなります。
例えば最近彼女に振られた時にやる方法としては「(自分の名前)、女の人なんてたくさんいるしもっと良い人見つかるよ」
こういった感じで自分の名前を使って話しかけることで他者からの視点を獲得しやすくネガティブな感情から遠ざけることができます。
日記を書く
嫌な経験について10〜15分間使ってネガティブな感情を書き殴ってみましょう。
そうすることで自分が何にその感情を抱いたのかがわかり気持ちが和らいでいきます。
まとめ
ネガティブな感情に落ち入りそうになった時は上記の対象方を試してみてください。そうすることでパニックにならずに行動できるようになると思います。
本書にはコントロールの方法がまだ多く載っていますので手に取って読んでみてください!